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海外企業との契約書作成を弁護士に依頼するメリットを解説

市場のグローバル化を受け、海外企業との取引は特に珍しいものではない時代となりました。
更なるビジネスチャンスが見込める一方で、金銭や製品のトラブルに発展するケースも少なくありません。
本記事では、海外企業との契約作成を弁護士に依頼するメリットを解説します。

海外企業との契約作成を弁護士に依頼するメリット

海外企業との契約作成を弁護士に依頼するメリットは、主に以下の3つです。

・法的なリスクの正確な把握
・法的に正確な表現を用いた契約の作成
・海外の法規制や制度のリサーチを代行

それぞれ解説します。

法的なリスクの正確な把握

当事者が予想していなかった内容で契約の解釈がなされると、思わぬ損害が発生する可能性があります。
事故発生などのトラブルや、商品のクレームがあったときなど、さまざまなシチュエーションを想定して対応方法を細かく記載する必要があります。

法的に正確な表現を用いた契約の作成

相手方の海外企業から提出された契約を、正常性バイアスのかかった状態でレビューしたり、自社が関心のある個所だけチェックして合意すると、自社に不利な条項が入ったまま契約を交わす可能性があります。
法律規制やビジネス慣習の違う海外企業との取引は、万が一のトラブルが生じたときは契約の内容が決定的な判断基準になりかねません。
海外取引に精通した弁護士に、確認や修正を依頼することが安心であるばかりか、最終的に自社に有利な結果につながることになり得ます。

海外の法律や制度のリサーチを代行

海外企業との間で契約を作成するには、契約先の国の法規制は勿論のこと、ビジネス慣習なども理解しておく必要があります。
時間的な制約がある場合が殆どですが、相手方からのファーストドラフトが膨大な頁数にわたっていても、自社の言い分が漏れなく記載されているか、自社に一方的に不利な条項がないかなどの確認が必須です。
外国の法律や制度のリサーチを弁護士に依頼すると、大幅に時間と手間が短縮できます。

まとめ

今回は、海外企業との契約書を弁護士に依頼するメリットを解説しました。
海外企業との契約は、言語の違いだけでなく、法規制や実務感覚の違いから相互の理解・認識に違いが出ないように注意する必要があります。
海外企業との契約についてお困りのときは、一度弁護士に相談することを検討してみてください。